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こんにちは。今朝は金環日蝕見れましたか??
我が家の方はばっちり見えました。
なんだか遠くで氷河たちが戦って、この地上を守りきってくれたような気がして嬉しい・・・。
寝不足です。
変なテンションのまま、変な文章をUPしてみます。
昨日、魔/女/の/宅ー急ー便を少し見て、置き換えてみたくなりました。
きき・・・えでん
お父さん・・・一輝
お母さん・・・氷河
だって、8話のエデン、甘えん坊にしか見えなくて・・・。
そういえば、ラーニョ。
OPに、ラーニョA、ラーニョB、ラーニョCとありました。
なんだそれ~???
我が家の方はばっちり見えました。
なんだか遠くで氷河たちが戦って、この地上を守りきってくれたような気がして嬉しい・・・。
寝不足です。
変なテンションのまま、変な文章をUPしてみます。
昨日、魔/女/の/宅ー急ー便を少し見て、置き換えてみたくなりました。
きき・・・えでん
お父さん・・・一輝
お母さん・・・氷河
だって、8話のエデン、甘えん坊にしか見えなくて・・・。
そういえば、ラーニョ。
OPに、ラーニョA、ラーニョB、ラーニョCとありました。
なんだそれ~???
草むらに寝そべって、エデンは空を見上げていた。
青い空を流れてゆく白い雲。遠く梢を撫でてから、こっちへきてそっと草むらを騒がせる南風。
それらはエデンに出発のときを伝えているようだった。
傍らで小さく鳴るラジオに耳を傾ける。
今夜は晴れ。星がよく見えるでしょう……。
エデンは小さく頷くと、決意したように立ち上がった。
土手を駆け上り浅い小川を渡る。
トレードマークの白いマフラーが、ひらひらと風になびいている。
どこかひっそりとした洋館。
フェンスには白薔薇が咲き誇っている。
玄関の道を軽快に走ってゆくと、窓からリビングにいる氷河を覗き込んだ。
「マーマ!! 今夜は星がよく見えるって!!」
氷河はカウンターキッチンでお茶を淹れている。テーブルのヤコフに気づいて、エデンは頭を下げた。
「いらっしゃい。」
勢いよくリビングのドアを開けたエデンは、息を弾ませたままヤコフに挨拶すると氷河に向き直った。
「マーマ、今夜晴れるって。僕、決めたよ。今夜発つことにする。」
「決めたって、お前、ゆうべは来月にするって言ってたじゃないか。」
氷河は蒼い瞳を見開いて、非難するようにエデンを見た。
「もう、決めたんだ。」
そう言ってエデンは2階にある自分の部屋へと上っていく。
「おい、待てっ! エデン!」
呆気にとられる氷河は、思わず手元のポットを凍結させてしまい、やれやれという顔をした。
「まったく……。」
思い立ったらすぐ行動。鷹揚に構えているようでせっかちなところは多分父親似だ。団体から離れてフラフラしないよう、気を付けて育ててきたはずなのに……。
「決めたって、パライストラの修行のことか?」
別のポットで淹れなおした紅茶を飲みながら、ヤコフが尋ねた。
「そうだ。青銅聖衣を授かったら、そこで寮生活をおくる決まりになったんだ。」
「はやいもんだなぁ。エデンが、もうそんな年になるなんて。」
「だが、あの年で親元を離れるなんて今の時代にあわない……。」
少しさみしそうに、氷河は視線を落とした。
「氷河なんて、あの年でもう戦っていたじゃないか。」
「それはそうだが……。でもあいつ、雷を落とすことしか覚えなかったんだぞ。」
「時代のせいだよ。……でもオイラ、氷河が作ってくれるオンザロックが一番好きだな。」
部屋に戻ったエデンは、オリオン座の聖衣ストーンのついた手袋をはめてみた。
これからパライストラに行く。
そこで自分の力を試してみる。
父さんもマーマも、伝説の聖闘士だ。
僕は、誰にも負けるわけにはいかない。
車が停まる音がしたので、エデンは窓から顔を覗かせた。
一輝が車を降りてこちらを見上げている。
エデンはそっと手袋をはめた左手をあげて見せた。
「あいつ……今日発つ気か……!」
一輝は慌てて、ドアをロックすると、玄関へと走った。
鏡の前で、聖衣を纏ってみるエデン。
白を基調としたそれは、キラキラと眩いばかりに光っている。
「よさそうだな。」
「もっと羽とかついてればいいのに・・・。」
「エデン、聖衣の形にばかりこだわるんじゃない。大切なのは小宇宙だ。」
傍らに寄り添った氷河は鏡を覗き込んで、聖衣の装着具合を見ている。
「それは任せてよ、マーマ。あ……父さんだ! ねぇ、あのラジオをくれる?」
「ま、いいだろう。」
「ねぇ、ラジオはいいんでしょう?」
階段を降りかけた氷河は小さく頷いた。
「ヤッタ!!」
「とうとう獲られたな。……どれ、聖衣姿をよく見せてみろ。」
「うん……。」
雪のように眩く光る聖衣は、エデンの白い肌によく映えている。
自分によく似ているといつも言われるエデンだが、こうしてみるとどこか昔の氷河を髣髴とさせる。
「マーマの若いころによく似てる。」
「ねぇ、たかいたかいして。小さい頃みたいに。」
一輝は聖衣を纏ったエデンを軽々と持ち上げた。
ついにこの子も、青銅聖闘士として、他の奴等と競い合う時が来た。そしてやがては女神のために……。まだ小さな赤ん坊だったころを思い出して、思わず感傷的になる。
「いつの間にこんなに大きくなったんだろうな……。上手くいかなかったら帰ってきてもいいんだぞ。」
幾多の戦いをくぐり抜けてきた一輝の瞳は不思議に澄んでいる。
エデンは与えられてきた深い愛情を噛みしめながら、茶化すように言った。
「そんなことに、なりませんよーだ!」
そうだ、僕は父さんとマーマの子なんだから。
「寮生活、上手くいくといいな。」
「うん。」
知人たちに見送られて、エデンは住み慣れた我が家を離れた。
一輝が、氷河の肩をそっと抱きしめている。
町を抜け音速で走り始めると、故郷はどんどん遠のいていった。
数日がかりで、ようやくエデンはパライストラについた。
「海に浮かぶ校舎だ……! 時計塔もある!!」
エデンは期待に胸を膨らませ、手袋をはめた両の手を握った。
*************
そんなエデンでしたが、学園内での桃色事件により、すっかり周囲と距離を取るように・・・。
ゲルゲオス先生の、「星矢達、偉大な存在の陰で活躍できなかったことがコンプレックス」という設定は意外に美味しいと思っています・・・。
青い空を流れてゆく白い雲。遠く梢を撫でてから、こっちへきてそっと草むらを騒がせる南風。
それらはエデンに出発のときを伝えているようだった。
傍らで小さく鳴るラジオに耳を傾ける。
今夜は晴れ。星がよく見えるでしょう……。
エデンは小さく頷くと、決意したように立ち上がった。
土手を駆け上り浅い小川を渡る。
トレードマークの白いマフラーが、ひらひらと風になびいている。
どこかひっそりとした洋館。
フェンスには白薔薇が咲き誇っている。
玄関の道を軽快に走ってゆくと、窓からリビングにいる氷河を覗き込んだ。
「マーマ!! 今夜は星がよく見えるって!!」
氷河はカウンターキッチンでお茶を淹れている。テーブルのヤコフに気づいて、エデンは頭を下げた。
「いらっしゃい。」
勢いよくリビングのドアを開けたエデンは、息を弾ませたままヤコフに挨拶すると氷河に向き直った。
「マーマ、今夜晴れるって。僕、決めたよ。今夜発つことにする。」
「決めたって、お前、ゆうべは来月にするって言ってたじゃないか。」
氷河は蒼い瞳を見開いて、非難するようにエデンを見た。
「もう、決めたんだ。」
そう言ってエデンは2階にある自分の部屋へと上っていく。
「おい、待てっ! エデン!」
呆気にとられる氷河は、思わず手元のポットを凍結させてしまい、やれやれという顔をした。
「まったく……。」
思い立ったらすぐ行動。鷹揚に構えているようでせっかちなところは多分父親似だ。団体から離れてフラフラしないよう、気を付けて育ててきたはずなのに……。
「決めたって、パライストラの修行のことか?」
別のポットで淹れなおした紅茶を飲みながら、ヤコフが尋ねた。
「そうだ。青銅聖衣を授かったら、そこで寮生活をおくる決まりになったんだ。」
「はやいもんだなぁ。エデンが、もうそんな年になるなんて。」
「だが、あの年で親元を離れるなんて今の時代にあわない……。」
少しさみしそうに、氷河は視線を落とした。
「氷河なんて、あの年でもう戦っていたじゃないか。」
「それはそうだが……。でもあいつ、雷を落とすことしか覚えなかったんだぞ。」
「時代のせいだよ。……でもオイラ、氷河が作ってくれるオンザロックが一番好きだな。」
部屋に戻ったエデンは、オリオン座の聖衣ストーンのついた手袋をはめてみた。
これからパライストラに行く。
そこで自分の力を試してみる。
父さんもマーマも、伝説の聖闘士だ。
僕は、誰にも負けるわけにはいかない。
車が停まる音がしたので、エデンは窓から顔を覗かせた。
一輝が車を降りてこちらを見上げている。
エデンはそっと手袋をはめた左手をあげて見せた。
「あいつ……今日発つ気か……!」
一輝は慌てて、ドアをロックすると、玄関へと走った。
鏡の前で、聖衣を纏ってみるエデン。
白を基調としたそれは、キラキラと眩いばかりに光っている。
「よさそうだな。」
「もっと羽とかついてればいいのに・・・。」
「エデン、聖衣の形にばかりこだわるんじゃない。大切なのは小宇宙だ。」
傍らに寄り添った氷河は鏡を覗き込んで、聖衣の装着具合を見ている。
「それは任せてよ、マーマ。あ……父さんだ! ねぇ、あのラジオをくれる?」
「ま、いいだろう。」
「ねぇ、ラジオはいいんでしょう?」
階段を降りかけた氷河は小さく頷いた。
「ヤッタ!!」
「とうとう獲られたな。……どれ、聖衣姿をよく見せてみろ。」
「うん……。」
雪のように眩く光る聖衣は、エデンの白い肌によく映えている。
自分によく似ているといつも言われるエデンだが、こうしてみるとどこか昔の氷河を髣髴とさせる。
「マーマの若いころによく似てる。」
「ねぇ、たかいたかいして。小さい頃みたいに。」
一輝は聖衣を纏ったエデンを軽々と持ち上げた。
ついにこの子も、青銅聖闘士として、他の奴等と競い合う時が来た。そしてやがては女神のために……。まだ小さな赤ん坊だったころを思い出して、思わず感傷的になる。
「いつの間にこんなに大きくなったんだろうな……。上手くいかなかったら帰ってきてもいいんだぞ。」
幾多の戦いをくぐり抜けてきた一輝の瞳は不思議に澄んでいる。
エデンは与えられてきた深い愛情を噛みしめながら、茶化すように言った。
「そんなことに、なりませんよーだ!」
そうだ、僕は父さんとマーマの子なんだから。
「寮生活、上手くいくといいな。」
「うん。」
知人たちに見送られて、エデンは住み慣れた我が家を離れた。
一輝が、氷河の肩をそっと抱きしめている。
町を抜け音速で走り始めると、故郷はどんどん遠のいていった。
数日がかりで、ようやくエデンはパライストラについた。
「海に浮かぶ校舎だ……! 時計塔もある!!」
エデンは期待に胸を膨らませ、手袋をはめた両の手を握った。
*************
そんなエデンでしたが、学園内での桃色事件により、すっかり周囲と距離を取るように・・・。
ゲルゲオス先生の、「星矢達、偉大な存在の陰で活躍できなかったことがコンプレックス」という設定は意外に美味しいと思っています・・・。
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青い空を流れてゆく白い雲。遠く梢を撫でてから、こっちへきてそっと草むらを騒がせる南風。
それらはエデンに出発のときを伝えているようだった。
傍らで小さく鳴るラジオに耳を傾ける。
今夜は晴れ。星がよく見えるでしょう……。
エデンは小さく頷くと、決意したように立ち上がった。
土手を駆け上り浅い小川を渡る。
トレードマークの白いマフラーが、ひらひらと風になびいている。
どこかひっそりとした洋館。
フェンスには白薔薇が咲き誇っている。
玄関の道を軽快に走ってゆくと、窓からリビングにいる氷河を覗き込んだ。
「マーマ!! 今夜は星がよく見えるって!!」
氷河はカウンターキッチンでお茶を淹れている。テーブルのヤコフに気づいて、エデンは頭を下げた。
「いらっしゃい。」
勢いよくリビングのドアを開けたエデンは、息を弾ませたままヤコフに挨拶すると氷河に向き直った。
「マーマ、今夜晴れるって。僕、決めたよ。今夜発つことにする。」
「決めたって、お前、ゆうべは来月にするって言ってたじゃないか。」
氷河は蒼い瞳を見開いて、非難するようにエデンを見た。
「もう、決めたんだ。」
そう言ってエデンは2階にある自分の部屋へと上っていく。
「おい、待てっ! エデン!」
呆気にとられる氷河は、思わず手元のポットを凍結させてしまい、やれやれという顔をした。
「まったく……。」
思い立ったらすぐ行動。鷹揚に構えているようでせっかちなところは多分父親似だ。団体から離れてフラフラしないよう、気を付けて育ててきたはずなのに……。
「決めたって、パライストラの修行のことか?」
別のポットで淹れなおした紅茶を飲みながら、ヤコフが尋ねた。
「そうだ。青銅聖衣を授かったら、そこで寮生活をおくる決まりになったんだ。」
「はやいもんだなぁ。エデンが、もうそんな年になるなんて。」
「だが、あの年で親元を離れるなんて今の時代にあわない……。」
少しさみしそうに、氷河は視線を落とした。
「氷河なんて、あの年でもう戦っていたじゃないか。」
「それはそうだが……。でもあいつ、雷を落とすことしか覚えなかったんだぞ。」
「時代のせいだよ。……でもオイラ、氷河が作ってくれるオンザロックが一番好きだな。」
部屋に戻ったエデンは、オリオン座の聖衣ストーンのついた手袋をはめてみた。
これからパライストラに行く。
そこで自分の力を試してみる。
父さんもマーマも、伝説の聖闘士だ。
僕は、誰にも負けるわけにはいかない。
車が停まる音がしたので、エデンは窓から顔を覗かせた。
一輝が車を降りてこちらを見上げている。
エデンはそっと手袋をはめた左手をあげて見せた。
「あいつ……今日発つ気か……!」
一輝は慌てて、ドアをロックすると、玄関へと走った。
鏡の前で、聖衣を纏ってみるエデン。
白を基調としたそれは、キラキラと眩いばかりに光っている。
「よさそうだな。」
「もっと羽とかついてればいいのに・・・。」
「エデン、聖衣の形にばかりこだわるんじゃない。大切なのは小宇宙だ。」
傍らに寄り添った氷河は鏡を覗き込んで、聖衣の装着具合を見ている。
「それは任せてよ、マーマ。あ……父さんだ! ねぇ、あのラジオをくれる?」
「ま、いいだろう。」
「ねぇ、ラジオはいいんでしょう?」
階段を降りかけた氷河は小さく頷いた。
「ヤッタ!!」
「とうとう獲られたな。……どれ、聖衣姿をよく見せてみろ。」
「うん……。」
雪のように眩く光る聖衣は、エデンの白い肌によく映えている。
自分によく似ているといつも言われるエデンだが、こうしてみるとどこか昔の氷河を髣髴とさせる。
「マーマの若いころによく似てる。」
「ねぇ、たかいたかいして。小さい頃みたいに。」
一輝は聖衣を纏ったエデンを軽々と持ち上げた。
ついにこの子も、青銅聖闘士として、他の奴等と競い合う時が来た。そしてやがては女神のために……。まだ小さな赤ん坊だったころを思い出して、思わず感傷的になる。
「いつの間にこんなに大きくなったんだろうな……。上手くいかなかったら帰ってきてもいいんだぞ。」
幾多の戦いをくぐり抜けてきた一輝の瞳は不思議に澄んでいる。
エデンは与えられてきた深い愛情を噛みしめながら、茶化すように言った。
「そんなことに、なりませんよーだ!」
そうだ、僕は父さんとマーマの子なんだから。
「寮生活、上手くいくといいな。」
「うん。」
知人たちに見送られて、エデンは住み慣れた我が家を離れた。
一輝が、氷河の肩をそっと抱きしめている。
町を抜け音速で走り始めると、故郷はどんどん遠のいていった。
数日がかりで、ようやくエデンはパライストラについた。
「海に浮かぶ校舎だ……! 時計塔もある!!」
エデンは期待に胸を膨らませ、手袋をはめた両の手を握った。
*************
そんなエデンでしたが、学園内での桃色事件により、すっかり周囲と距離を取るように・・・。
ゲルゲオス先生の、「星矢達、偉大な存在の陰で活躍できなかったことがコンプレックス」という設定は意外に美味しいと思っています・・・。
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