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こんばんは。
実は、年末年始と風邪をひきました。
私、恥ずかしいほどの虚弱体質でして。
3年に一度は正月に寝込んでいます。
29日に、のどが痛くなり、30日にこりゃやばいって感じになり。
恥ずかしいので周囲には隠していたんですが、まだ治りません。
だったら静かに寝てなさいって話なんですけどね。
こんなに長く風邪ひいていると、心の方が参ってくるので、妄想に頼ることとします。
こんな二人に看病してほしい・・・。
メッセージ、ありがとうございました。
語りたいことがたくさんあるのですが、お返事、もう少しお待ちくださいね。
実は、年末年始と風邪をひきました。
私、恥ずかしいほどの虚弱体質でして。
3年に一度は正月に寝込んでいます。
29日に、のどが痛くなり、30日にこりゃやばいって感じになり。
恥ずかしいので周囲には隠していたんですが、まだ治りません。
だったら静かに寝てなさいって話なんですけどね。
こんなに長く風邪ひいていると、心の方が参ってくるので、妄想に頼ることとします。
こんな二人に看病してほしい・・・。
メッセージ、ありがとうございました。
語りたいことがたくさんあるのですが、お返事、もう少しお待ちくださいね。
「ごめん、僕、今から出かけなくちゃならないんだ。明日の夕方には帰ると思うけど、兄さん、まだいてくれる?? 折角なのにごめんね。2階に氷河はいると思うから。」
連絡もせずに城戸邸に戻ったのだから、こんなことだってある。
けれどもいつだって兄さん兄さんと自分を慕ってきた瞬が、心底すまなそうな顔をしつつも早口にそれだけ言って去っていくと、一輝はちょっと取り残されたような、淋しい心持がした。
勝手なものだ、と自分でも思う。
思ったので、頭を一二度振って、リビングのソファーに腰を下ろした。
今は午後4時を回ったところ。
明日の夕方また来るという手もあるし、今回はこのまま帰るというのでもいい。
この城戸邸で、何もせずにぼんやりと時間を過ごすのは性に合わなかった。
「2階に氷河はいる」と瞬は言った。
ということは、氷河しかいないということだ。
それもまた、微妙な話だが、顔くらいは見て行ってやってもいい。
一応はノックする。
返事は、ない。
「おい!」というと、「ああ」とだけ小さく声が聞こえた。
くぐもった、小さな声。
ドアをあけると、こんもりとした布団の山が見えた。
こういうのを、こいつの部屋で見るのはめずらしい。
格好の暇つぶしを見つけた一輝は、思わず笑みを浮かべた。
近寄って行くと布団の端から、金色の髪だけがのぞいている。
「どうした?」
わざと聞いてやる。
布団の中から少し掠れた小さな声が聞こえた。
「寝てるんだ。邪魔するな。」
「寒いのか?」
「悪いか」
「熱は?」
「知らん」
「昼飯は?」
「喰った」
「薬は?」
「・・・」
一輝は、布団をめくって氷河の顔を覗く。
冬でも半袖の男が、布団を頭からつっかぶってなお、唇を紫にしている。
「熱はまだないな。」
てのひらを額にあてると、すねたような顔をして目を逸らした。
「頭が痛いか?」
布団から顔だけ出して、小さく頷く。
「あとは?」
「ノドが。」
「わかった。薬を持ってきてやるからな。すこし待ってろ。」
口答えする気力もないらしく、氷河は気だるそうに頷いたきり、枕に顔を埋めた。
たまにしか訪れぬ城戸邸のどこに薬があるのか。
一輝には見当もつかない。
だから近所の商店街まで出かけてゆき、めぼしいものをしこたま買い込んできた。
再度部屋を訪れると、氷河はうっすらと瞳を開いた。
背中に腕を差し入れて身体を起こし、用意してきたものを首に巻いてやる。
「なんだ、これ?」
「葱だ。」
「何故葱を。」
「喉の風邪には焼き葱なんだ。」
強烈な葱臭に顔をしかめつつも、氷河はされるがままになっている。
「ほら、薬湯だ。」
手渡された湯のみには、茶色の液体。
「何だ、これ。」
「漢方だ。四の五の言わずに飲め。」
中を覗き込んだまま躊躇する氷河。
「・・・ほう・・・苦いと飲めんのか?」
氷河はキッと一輝を睨むと、意を決したように飲み干した。
飲み干したまま、動かない。
コップの水を差しだしてやると、とびつくようにしてごくごくと飲んだ。
「世の中には、錠剤というものがある。」
掠れた声でそれだけ言って、氷河は布団にもぐりこんだ。
余程辛いのか、身体を小さく折り曲げたまま、すぐにくうくうと眠り始める。
頬にかかる髪を、耳の後ろに流してやる。
その髪は妙にやわらかい。
思えば奴の髪に、初めてそんな風に触れた。
湯のみを片付けて部屋に戻ると、氷河の頬は幾分上気していた。さっきまでがっちりと引き上げられていた羽根布団が払いのけられて、だらしなくベッドからずり落ちている。
「出てきたな。」
額に手をあてると、それは燃えるように熱かった。
頭の下に氷枕を置き、額には濡らしたタオルを乗せてやる。
氷水に浸しても、タオルはすぐに熱くなった。
荒い息が漏れる。
熱のせいか赤い唇がわずかにひび割れている。
それが妙に目につく。
絞ったタオルを額に乗せ、水を変えようと一輝が洗面器に手をかけると、手だけが伸びてきてそれを止めた。
氷河はその手を返して、手のひらを上にする。
光がおこって、小さな氷の塊が生まれた。10個ほど作っては洗面器に落とすと、氷河は息をついてわずかに目を開けた。
再びタオルを浸して、冷たいのを乗せてやる。
「何故それが出来て、自分の熱は下げられんのだ。」
うるさいと言いたげに、薄く開いた瞳で睨むと、もうひとつ氷を作って口に含んだ。
透明なその氷は、妙にうまそうだ。
赤い舌が、からころとその塊を溶かしている。
「何か食べられそうか?」
こくんと小さく頷く。
「用意してくる。」
アルミの鍋に入ったレトルトのうどんを、氷河はいくらかつついて食べた。
それからとっておきの桃缶を出してやる。
皿の上にのった黄色くて丸いものを、氷河は不思議そうに眺めている。
「風邪のときは桃缶だ。」
フォークで刺して一口齧ると、初めて唇に笑みが浮かんだ。
朝、氷河は爽やかな気分で目を覚ました。
横の椅子に腰かけたまま、一輝が眠っている。
よりによってこいつの世話になるとは。
夜中にひどく汗をかいて、二度もパジャマを着替えた。
固く絞ったタオルで背中を拭いてもらい、シーツも替えてもらった。
思い出すだに恥ずかしいが、たすかったのは事実だ。
「世話になったな。もう平気だから、部屋でゆっくりと休んでくれ。」
肩に手をかけると、一輝はうっすらと目を開けた。
それからぐらりと半身が倒れてきて、氷河の肩に頭が乗った。
その頭が熱い。
一輝の重みを引き受けたまま、氷河は笑った。
「借りはきっちり返してやる。」
お姫様抱っこで一輝を運んで、ベッドに寝かせてやった氷河は、アイスノンを凍気で冷やすとタオルでくるんで頭の下に敷いた。
瞼が動いたが、目を開ける気配はない。
例の苦い薬を飲ませてやろうか。
いや今はそういう時代ではないことを教えてやろう。
氷河は薬屋へひとっ走りして、「おくす○のめたね」を買ってきた。
スプーンにイチゴ味のゼリーを乗せて、その中に粉薬を入れてやる。そうすれば不味い思いをせずに、簡単に粉薬だって飲めるのだ。
こんなものも知らんとは、馬鹿め一輝。
氷河は一輝を抱き起すと、スプーンで口の中にゼリーを滑り込ませた。
一輝の口の中にイチゴの香りが広がり、つるんとゼリーが滑り落ちていった。
(惰弱な・・・。)
思いはしたものの、口にする気力もなく一輝はそのまま眠りに落ちた。
氷河は、以前師がしてくれたように、凍気を加減すると額の上にかざした。
苦しげな一輝の表情が、わずかに和らいだ気がする。
少し、気分がいい。
氷河は、ベッドに頬杖をついて一輝の顔を間近に覗き込むようにしながら、もう一方の手で頭を冷やし続けた。
彫の深い顔立ち。濃い眉と、長いまつげ。
意識して眺めたことはなかったが、男前の部類に入ることは確かだ。
日に焼けた肌は、存外きめが細かい。
本人が全く気付かぬところで、こうした美しさが湛えられていることが面白い。弟である瞬の美しさは誰もが認めるところだが、瞬と較べると薄い唇は、よく見るととてもきれいな形をしている。
おそらくは気にかけたこともないんだろう。馬鹿め一輝・・・。
ひとしきり眺めて満足すると、氷河は立ち上がってキッチンに向かった。
「なんだ、これは。」
「風邪のときには、ミルク粥だ。」
「何故米を牛乳で煮る。」
「いいから、喰えよ。」
氷河はスプーンにひとさじ掬って、ふうふうと息を吹きかけると一輝の口元に差し出した。
なんなんだこいつは。
一輝は笑いをこらえて、差し出されたそれを口に含んだ。
慣れぬ味だが、不味くはない。
ウンとだけ言って、一輝はもぐもぐとそれを平らげた。
「お前にうつされたのだからな、礼は言わん。」
「普通、潜伏期間というものがあるだろう。これは、別の風邪だ。」
「馬鹿がひく風邪と、そうでない風邪か。」
「その言葉、そっくりそのまま返してやる。」
「おい、あれをくれ。」
「あれってなんだ?」
「お前が作った氷。昨日、自分で作って舐めてたろう。」
「ああ」
白い手のひらにきらきらと光が集まる。
そうして生まれた透明な氷を、氷河は一輝の口に押し込んだ。
やはり、身体に沁みとおるようにうまい。
しかし、どう考えても、こっちのがさらにうまそうだ。
一輝は手首を捉えると、無防備なままのその躰を抱き寄せた。
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「ごめん、僕、今から出かけなくちゃならないんだ。明日の夕方には帰ると思うけど、兄さん、まだいてくれる?? 折角なのにごめんね。2階に氷河はいると思うから。」
連絡もせずに城戸邸に戻ったのだから、こんなことだってある。
けれどもいつだって兄さん兄さんと自分を慕ってきた瞬が、心底すまなそうな顔をしつつも早口にそれだけ言って去っていくと、一輝はちょっと取り残されたような、淋しい心持がした。
勝手なものだ、と自分でも思う。
思ったので、頭を一二度振って、リビングのソファーに腰を下ろした。
今は午後4時を回ったところ。
明日の夕方また来るという手もあるし、今回はこのまま帰るというのでもいい。
この城戸邸で、何もせずにぼんやりと時間を過ごすのは性に合わなかった。
「2階に氷河はいる」と瞬は言った。
ということは、氷河しかいないということだ。
それもまた、微妙な話だが、顔くらいは見て行ってやってもいい。
一応はノックする。
返事は、ない。
「おい!」というと、「ああ」とだけ小さく声が聞こえた。
くぐもった、小さな声。
ドアをあけると、こんもりとした布団の山が見えた。
こういうのを、こいつの部屋で見るのはめずらしい。
格好の暇つぶしを見つけた一輝は、思わず笑みを浮かべた。
近寄って行くと布団の端から、金色の髪だけがのぞいている。
「どうした?」
わざと聞いてやる。
布団の中から少し掠れた小さな声が聞こえた。
「寝てるんだ。邪魔するな。」
「寒いのか?」
「悪いか」
「熱は?」
「知らん」
「昼飯は?」
「喰った」
「薬は?」
「・・・」
一輝は、布団をめくって氷河の顔を覗く。
冬でも半袖の男が、布団を頭からつっかぶってなお、唇を紫にしている。
「熱はまだないな。」
てのひらを額にあてると、すねたような顔をして目を逸らした。
「頭が痛いか?」
布団から顔だけ出して、小さく頷く。
「あとは?」
「ノドが。」
「わかった。薬を持ってきてやるからな。すこし待ってろ。」
口答えする気力もないらしく、氷河は気だるそうに頷いたきり、枕に顔を埋めた。
たまにしか訪れぬ城戸邸のどこに薬があるのか。
一輝には見当もつかない。
だから近所の商店街まで出かけてゆき、めぼしいものをしこたま買い込んできた。
再度部屋を訪れると、氷河はうっすらと瞳を開いた。
背中に腕を差し入れて身体を起こし、用意してきたものを首に巻いてやる。
「なんだ、これ?」
「葱だ。」
「何故葱を。」
「喉の風邪には焼き葱なんだ。」
強烈な葱臭に顔をしかめつつも、氷河はされるがままになっている。
「ほら、薬湯だ。」
手渡された湯のみには、茶色の液体。
「何だ、これ。」
「漢方だ。四の五の言わずに飲め。」
中を覗き込んだまま躊躇する氷河。
「・・・ほう・・・苦いと飲めんのか?」
氷河はキッと一輝を睨むと、意を決したように飲み干した。
飲み干したまま、動かない。
コップの水を差しだしてやると、とびつくようにしてごくごくと飲んだ。
「世の中には、錠剤というものがある。」
掠れた声でそれだけ言って、氷河は布団にもぐりこんだ。
余程辛いのか、身体を小さく折り曲げたまま、すぐにくうくうと眠り始める。
頬にかかる髪を、耳の後ろに流してやる。
その髪は妙にやわらかい。
思えば奴の髪に、初めてそんな風に触れた。
湯のみを片付けて部屋に戻ると、氷河の頬は幾分上気していた。さっきまでがっちりと引き上げられていた羽根布団が払いのけられて、だらしなくベッドからずり落ちている。
「出てきたな。」
額に手をあてると、それは燃えるように熱かった。
頭の下に氷枕を置き、額には濡らしたタオルを乗せてやる。
氷水に浸しても、タオルはすぐに熱くなった。
荒い息が漏れる。
熱のせいか赤い唇がわずかにひび割れている。
それが妙に目につく。
絞ったタオルを額に乗せ、水を変えようと一輝が洗面器に手をかけると、手だけが伸びてきてそれを止めた。
氷河はその手を返して、手のひらを上にする。
光がおこって、小さな氷の塊が生まれた。10個ほど作っては洗面器に落とすと、氷河は息をついてわずかに目を開けた。
再びタオルを浸して、冷たいのを乗せてやる。
「何故それが出来て、自分の熱は下げられんのだ。」
うるさいと言いたげに、薄く開いた瞳で睨むと、もうひとつ氷を作って口に含んだ。
透明なその氷は、妙にうまそうだ。
赤い舌が、からころとその塊を溶かしている。
「何か食べられそうか?」
こくんと小さく頷く。
「用意してくる。」
アルミの鍋に入ったレトルトのうどんを、氷河はいくらかつついて食べた。
それからとっておきの桃缶を出してやる。
皿の上にのった黄色くて丸いものを、氷河は不思議そうに眺めている。
「風邪のときは桃缶だ。」
フォークで刺して一口齧ると、初めて唇に笑みが浮かんだ。
朝、氷河は爽やかな気分で目を覚ました。
横の椅子に腰かけたまま、一輝が眠っている。
よりによってこいつの世話になるとは。
夜中にひどく汗をかいて、二度もパジャマを着替えた。
固く絞ったタオルで背中を拭いてもらい、シーツも替えてもらった。
思い出すだに恥ずかしいが、たすかったのは事実だ。
「世話になったな。もう平気だから、部屋でゆっくりと休んでくれ。」
肩に手をかけると、一輝はうっすらと目を開けた。
それからぐらりと半身が倒れてきて、氷河の肩に頭が乗った。
その頭が熱い。
一輝の重みを引き受けたまま、氷河は笑った。
「借りはきっちり返してやる。」
お姫様抱っこで一輝を運んで、ベッドに寝かせてやった氷河は、アイスノンを凍気で冷やすとタオルでくるんで頭の下に敷いた。
瞼が動いたが、目を開ける気配はない。
例の苦い薬を飲ませてやろうか。
いや今はそういう時代ではないことを教えてやろう。
氷河は薬屋へひとっ走りして、「おくす○のめたね」を買ってきた。
スプーンにイチゴ味のゼリーを乗せて、その中に粉薬を入れてやる。そうすれば不味い思いをせずに、簡単に粉薬だって飲めるのだ。
こんなものも知らんとは、馬鹿め一輝。
氷河は一輝を抱き起すと、スプーンで口の中にゼリーを滑り込ませた。
一輝の口の中にイチゴの香りが広がり、つるんとゼリーが滑り落ちていった。
(惰弱な・・・。)
思いはしたものの、口にする気力もなく一輝はそのまま眠りに落ちた。
氷河は、以前師がしてくれたように、凍気を加減すると額の上にかざした。
苦しげな一輝の表情が、わずかに和らいだ気がする。
少し、気分がいい。
氷河は、ベッドに頬杖をついて一輝の顔を間近に覗き込むようにしながら、もう一方の手で頭を冷やし続けた。
彫の深い顔立ち。濃い眉と、長いまつげ。
意識して眺めたことはなかったが、男前の部類に入ることは確かだ。
日に焼けた肌は、存外きめが細かい。
本人が全く気付かぬところで、こうした美しさが湛えられていることが面白い。弟である瞬の美しさは誰もが認めるところだが、瞬と較べると薄い唇は、よく見るととてもきれいな形をしている。
おそらくは気にかけたこともないんだろう。馬鹿め一輝・・・。
ひとしきり眺めて満足すると、氷河は立ち上がってキッチンに向かった。
「なんだ、これは。」
「風邪のときには、ミルク粥だ。」
「何故米を牛乳で煮る。」
「いいから、喰えよ。」
氷河はスプーンにひとさじ掬って、ふうふうと息を吹きかけると一輝の口元に差し出した。
なんなんだこいつは。
一輝は笑いをこらえて、差し出されたそれを口に含んだ。
慣れぬ味だが、不味くはない。
ウンとだけ言って、一輝はもぐもぐとそれを平らげた。
「お前にうつされたのだからな、礼は言わん。」
「普通、潜伏期間というものがあるだろう。これは、別の風邪だ。」
「馬鹿がひく風邪と、そうでない風邪か。」
「その言葉、そっくりそのまま返してやる。」
「おい、あれをくれ。」
「あれってなんだ?」
「お前が作った氷。昨日、自分で作って舐めてたろう。」
「ああ」
白い手のひらにきらきらと光が集まる。
そうして生まれた透明な氷を、氷河は一輝の口に押し込んだ。
やはり、身体に沁みとおるようにうまい。
しかし、どう考えても、こっちのがさらにうまそうだ。
一輝は手首を捉えると、無防備なままのその躰を抱き寄せた。
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